フィレット[ソリッド]

ソリッドボディのエッジを丸めます。

ツールバーの【ソリッド】→【修正】→【フィレット】でコマンドを選択できます。

目次

タイプ

コマンドを選択するとフィレット用のダイアログが表示されます。

まずフィレットのタイプを選びます。選択肢は「フィレット」「ルールドフィレット」「フルラウンドフィレット」の3つがあります。

フィレット

エッジ、面、フィーチャを一つ一つ選択して、エッジを丸めていくタイプです。

エッジ/面/フィーチャ

まずは丸める箇所を選択していきます。選択できるのはソリッドボディのエッジ、面、フィーチャの3種類です。

フィーチャとは形状を定義するための最小単位のことで、左下の履歴バーで選択することができます。一つの形状をすべて選択できる感じです。

エッジを選択するとそのエッジのみを丸めることができ、面を選択するとその面を構成しているすべてのエッジ、フィーチャはその形状を構成しているすべてのエッジを丸めます。

選択するとダイアログ内の「タイプ」の下にあるボックスに表示されます。

続けて選択すると、ひとつの選択セットとしてまとめて管理されます。同じ選択セットでは半径の大きさも同じになります。

別々の選択セットにしたい場合は、ボックスの左下にある「+」をクリックします。

すると下の画像のような状態になります。

この状態でエッジ、面、フィーチャのどれかを選択すると、新たな選択セットが追加されます。

選択セットを削除したい場合は、削除したい選択セットを選択したあと、ボックスの左下にある「✕」をクリックすると、その選択セットが削除されます。

半径タイプ

丸める半径の大きさの指定方法を選択します。選択肢は「一定」「弦の長さ」「除変」の3つがあります。

「一定」は、半径で指定してエッジを丸めます。

「弦の長さ」は、弦の長さ(円弧の始点から終点までの直線距離)で指定してエッジを丸めます。

「除変」は、同じエッジでも半径の大きさを細かく変更して丸めることができます。ただし、「除変」ではひとつのエッジしか選択することができません。

「除変」を選択すると、下の画像のように半径の変更点を追加して細かく指定できるようになります。

接面チェーン

ダイアログ内の「接面チェーン」にチェックを入れると、フィレットなどで接線接続されているエッジや面もまとめて選択できます。

コーナーのタイプ

3つのエッジが交わるコーナーの処理を選択します。選択肢は「ローリングボール」と「セットバック」の2つがあります。

接線ウエイト

0.1から2.0の範囲で指定します。デフォルトでは1.00になっていて、0.1に近づくほど直線的になり、2.0に近づくほど直角的になります。

ルールドフィレット

選択するルールに基づいてエッジを丸めていくタイプです。

ルール

ルールには「すべてのエッジ」と「面/フィーチャの間」の2つがあります。

「すべてのエッジ」は、選択した面やフィーチャのすべてのエッジを丸めます。

「面/フィーチャの間」は、選択した面やフィーチャの間にあるエッジのみを丸めます。厳密にはダイアログに「面/フィーチャ 1」と「面/フィーチャ 2」が表示され、1で選択した面/フィーチャと2で選択した面/フィーチャの間にあるエッジを丸めるということになります。

下の画像では、左手前のL字の面を「面/フィーチャ 1」で選択して、他の3つの面は「面/フィーチャ 2」で選択しています。

トポロジ

丸める箇所の選択ができます。選択肢は「丸めてフィレット」「丸めのみ」「フィレットのみ」の3つがあります。

「丸めてフィレット」は、外側のコーナーと内側のコーナーの両方を丸めます。

「丸めのみ」は、外側のコーナーのみを丸めます。

「フィレットのみ」は、内側のコーナーのみを丸めます。

コーナーのタイプ

上で見た「フィレット」タイプのものと同じで、3つのエッジが交わるコーナーの処理を選択します。選択肢は「ローリングボール」と「セットバック」の2つがあります。

フルラウンドフィレット

3つの面を半円で丸めます。

3つの面となる中心の面を選択すると丸めることができます。

内側も丸めることができます。

ダイアログに「サイド1」と「サイド2」とありますが、使い方はわかりません。

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